一般人がアニメーターになるには？そのステップと方法

世界でもクオリティが高く人気がある日本のアニメ作品。

キャラクターの魅力を最大限に引き出す美しい絵と、迫力のあるアニメーション技術には魅了されますよね。

アニメ制作に関わりたい、アニメーターになりたいという人のために、どんなスキルが必要なのか、どのようなステップを踏めばいいのか、見ていきましょう。

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一般人がアニメーターになるための必要なスキル

アニメーターになるために、特別な資格は必要ありません。

憧れのアニメーター、せっかく目指すならしっかりステップを踏んで、スムーズにいきたいもの。

まずはアニメーターになるために必要なスキルを確認しておきましょう。

必要な技術は？

アニメーターに必要な技術はずばり絵を描く技術。

当たり前ですが、アニメ作りに通用する絵を描く技術を身に付けておかなくてはいけません。

まずはデッサン力。

人や建物、動物、植物、食べ物、景色などの実在するものや、感情や音などの抽象的なテーマなど、デッサンをできるだけたくさんすることで力はついていきます。

デッサンでは描く力だけでなく、観察力も身に付くので、アニメを作る時に動きのある作画力にも。

また、現在アニメ作りの多くはデジタル技術で行われています。

3Dモデリング、デジタル作画技術など、アニメ作りに必要なデジタル技術を身に付けておくことも必須と言えます。

デッサン力もデジタル技術も、専門学校や独学で習得可能です​。

効率よく習得するなら断然専門学校です。

スキルを証明できる検定として、

• アニメーション技術検定
• 画像処理エンジニア検定
• CGクリエイター検定
• 色彩検定

などもあります。

効率よくスキルを学ぶことにもつながるので、チャレンジしてみるのもいいですね。

ポートフォリオの作成方法

アニメーション制作会社の面接ではポートフォリオの提出が必要となることが多いです。

自分のスキルをアピールするためのポートフォリオは、アニメーターとしての自己紹介になるもの。

紙ベースで作成する場合はクリアファイルやバインダーなどにまとめます。

近年はWebサイトで作成するアニメーターも多く、応募の際にオンラインでポートフォリオのやりとりをすることも増えているようです。

Webと紙の両方を作成できるようにしておくとよいでしょう。

ポートフォリオには、プロフィールや自分の作品をまとめておきます。

作品は、10～50枚程度の自信のある作品を選びましょう。

作品には、模写やオリジナルの作品、様々なキャラクターや背景作品など、自分のスキルをアピールできるものを。

アニメ作りで必要な資質も

絵を描くスキルも必要ですが、アニメーターにはアニメ作品を作っていく上で、

• コミュニケーション能力
• 忍耐力
• 柔軟な対応力

も、とても重要です。

チームで作品を仕上げていくアニメ業界では、様々な人と円滑なコミュニケーションが必要となります。

細かい作業や、監督が求める表現を追求する場合には忍耐力や柔軟性も重要です。

見ている人が楽しめる良い作品を作りたいというモチベーションを持って、自分の資質も意識しましょう。

アニメ業界でのキャリアパス

アニメーターは、アニメ制作会社で正社員として働いているのは非常に限られており、契約社員やフリーランスという人が多いそう。

契約社員やフリーランスから、正社員になるというパターンもあるそうです。

アニメーターの仕事は、原画と原画の間をつなぐ絵を描く「動画マン」、アニメ制作の元となる絵を描く「原画マン」という役割があります。

動画マンとして経験を積み、次第に原画マンへとステップアップしていくことが多いようです。

動画マンや原画マンから更に力がつくと、絵のクオリティをチェックする作画監督、そして演出や監督などと進んでいくこともできます。

スキルや資質を向上させる努力を続けることで、アニメ制作に大きく関わる人材を目指すことができる世界ですね。

スキルアップのためのアニメーター専門学校の選び方

アニメーターの即戦力としてアニメ制作に関わるための近道は専門学校で学ぶことです。

専門学校では画力の基礎からしっかり学び、最新技術まで体系的に学ぶことができるのです。

代々木アニメーション学院やアミューズメントメディア総合学院など、アニメーター専攻がある学校はたくさんあります。

実際にアニメ業界で活躍している現役のプロから直接指導を受けて、作画技術やアニメ制作について学ぶことができるので、アニメーターの即戦力を目指すことが可能。

スキルや知識を学ぶだけでなく、就職サポートや、インターンシップなども充実しています。

授業の中でアニメーション作品を制作することもでき、実践的に学びながら、ポートフォリオに載せる作品を制作することもできます。

全日制で2～3年通うコースが多いですが、土日コースや夜間コース、リモートコースもある学校もありますので、自分に合った学校を探してみてくださいね。

まとめ

アニメーターにとって絵を描く技術は何より必要なスキルですが、これまでの画力に自信がなくても、これからの努力でいくらでも磨くことができます。

毎日コツコツ努力することで、力はどんどん身に付くもの。

さらにしっかりスキルを磨くためにも、専門学校でプロの指導を受けることで、上達のスピードは桁違いになりますよ。

アニメーターの夢を叶えるために、ぜひ参考にしてくださいね。