中学校では部活動が始まり、塾や習い事、毎日を忙しく過ごしている方も多いでしょう。
そんな中学生でも、「漫画」に夢中な方もいらっしゃいますよね。
読むだけではなく、自分で描くことが好きで、プロの漫画家になることを夢見ている方も。
実は中学生でも漫画家デビューをしたケースがあり、可能性は十分にあると言えます。
- プロの漫画家になるためにやるべきことは？
- 全て独学で大丈夫？
- 漫画を描く基礎とは？
- 漫画を描くには何が必要？
など、プロの漫画家になるために、今からできることは何かお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
また親目線でも、中学生がプロの漫画家になるためにできることは何か、気になる所。
本記事では、中学生が漫画家になるための具体的な方法や準備について詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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中学生が漫画家を目指すための基本ステップ
プロの漫画家を目指して、中学生活ですぐに始められることはあるでしょうか。
絵を描くことの楽しさを見つける
まずは、絵を描くことの楽しさを見つけることが大切です。
自由に絵を描くことで創造力を養いましょう。
漫画と一言で言っても、漫画家によって様々な表現があります。
自分が好きな漫画の絵の特徴を掴むためにも、「模写」から始めることをオススメします。
「キャラクター」、「背景」、「建物」、細かな部分まで模写してみましょう。
それが、あなたの画力アップにつながります。
好きな漫画をたくさん読む
好きな漫画をたくさん読むことで、ストーリーテリングやキャラクターデザインの参考になります。
様々なジャンルの漫画を読むことをオススメします。
様々なジャンルを読むと言うことは、様々な特徴を持った漫画家の作品を読むと言うこと。
あなたがどの様な漫画家になりたいのか、理想とする漫画家と作品を見つけましょう。
そして漫画を読むことで、たくさん感動して、笑って、刺激を受けてください。
それが、実際にあなたが漫画を描く時に必要な、テーマやプロット、ストーリーを作る力になるでしょう。
プロの漫画家になるためには、読者の心に残る作品を作る必要があります。
そのためにも様々な漫画を読んで、分析することが必要です。
簡単な漫画を描いてみる
短いストーリーや4コマ漫画など、簡単な漫画を描いてみましょう。
最初は完璧を求めず、楽しみながら描くことが大切です。
まずは描くことが、1番の練習になるでしょう。
漫画をどの様に始めて、どの様に終わらせるのか。
1コマずつ思いつきで勢いで描くのではなく、話の流れを意識して描いてみましょう。
そのためには、ストーリーやプロットと呼ばれる漫画の設計図、そしてネームと呼ばれる下書きなどが必要です。
最後まで描き切ることで、漫画がどの様に作られていて、何が必要か分かります。
漫画の基礎を学ぶ方法
漫画を描くには、画力だけでなく、魅力的なストーリーを読者に伝える必要があります。
基礎を学ぶ方法として、どんなことがあるでしょうか。
デッサンの基本を学ぶ
デッサンの基礎を学ぶことで、キャラクターや背景の描き方が上達します。
簡単なデッサン練習方法やおすすめの教材を紹介します。
練習方法
デッサンの対象は、日々目にするもので構いませんので、毎日描くことが大切です。
対象物の特徴を捉えるために、注意深く観察することが必要しましょう。
型取りをして、陰影を付けるなど、デッサンの基本は独学でも十分学べます。
無料のYouTubeには、デッサンの基礎動画や、漫画の描き方講座の動画がアップされています。
ぜひ活用してください。
教材
イラストのコツやデッサンの手法についての本は、たくさん発売されています。
そこでオススメなのが、Amazonのサービス「kindle Unlimited」です。
こちらを利用すれば、教則本の他にも対象の漫画が読み放題となります。
漫画の勉強もできて、たくさんの漫画が読める、理想のサービスと言えるでしょう。
ストーリーテリングの基礎
面白いストーリーを作るための基本的なテクニックを学びます。
キャラクター設定やプロット作りのコツを紹介します。
キャラクター
まずは、そのキャラクターの内面(性格)を深く考えて設定しましょう。
と言う様な「ギャップ」も、キャラクターを魅力的にします。
そして、年齢、性別など決めていきます。
その内面に合った外見を作っていきましょう。
プロット
まずは、描きたいアイデアを言葉にして、ストーリーの形を作りましょう。
漫画のテーマや時代や舞台、キャラクターなどを考えて、漫画の材料を作っていきます。
自分の手を動かして書くことで、頭の中が整理されます。
アイデアはいつ湧いてくるか分かりませんので、ノートとペンを持ち歩くことをオススメします。
そして、漫画の設計図となるものがプロットです。
描きたい漫画のストーリーを、時系列順に並べていきます。
この時に意識するのが、「起承転結」と「5W1H」です。
魅力的な漫画のストーリーには、必ずワクワクする展開があります。
そんな展開を作るために、プロット作りが重要です。
デジタルツールの使い方を学ぶ
デジタルツールを使って漫画を描く方法を学びます。
中学生向けの無料ツールやアプリを紹介し、基本的な使い方を説明します。
- ジャンプPAINT by MediBang
ジャンプPAINT by MediBang - 無料のイラスト・マンガ制作ツールmedibangpaint.com
少年ジャンプの公式漫画制作アプリです。
ジャンプ編集部による描き方講座や、漫画賞講座でテクニックを学べます。
Gペン、丸ペン、トーンなどのツールを使い、ジャンプの人気作品を手本に、漫画の制作が学べます。
人気漫画家が教えてくれる、漫画制作の極意も公開されており必見です。
完全無料で使えるため、初めてのデジタルツールとして、ぜひチェックして頂きたいアプリです。
漫画コンテストに挑戦してみる
中学生向けの漫画コンテストに応募することで、実際に評価を受ける経験ができます。
コンテスト情報や応募方法を紹介します。
漫画コンテストにおいて、応募資格は年齢不問としている賞が多く、中学生も「一般」の部類に入るケースが多いです。
小学館「新人コミック大賞」
https://shincomi.shogakukan.co.jp/
応募方法は、漫画を実際に原稿用紙に書いて、郵送する方法とWeb入稿があります。
デジタル原稿をWeb応募する場合は、保存形式や解像度など、指定があります。
自身に合った応募方法を選びましょう。
また、小学館では少女漫画誌「ちゃお」を始め、各漫画雑誌で新人賞コンテストを行なっています。
新人賞を目指して、積極的に応募しましょう。
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親ができるサポート
中学生になると、やりたいことや進路について積極的に考える様になる年齢です。
親としても、どう手助けできるか気になる所ですよね。
中学生はまだやりたいことがはっきりと決まらない子が多い中で、漫画家になるという決断をしたのは素晴らしいことです。
まずは、自分で将来のことを考えたことを褒めましょう。
そして、絵以外にも学業に力を入れられるよう、親子でしっかり話し合いをしましょう。
漫画を描くためには、ストーリーを考えるために必要な国語や、世界観を表現するための知識など、覚えていくべき課題がたくさんあります。
そのうえで、親が子供にできるサポートについて紹介していきます。
子供の興味を伸ばす方法
親が子供の漫画家になる夢をサポートするための具体的な方法を紹介します。
子供の作品を褒めることや、一緒に漫画を読むことの重要性を説明します。
漫画家を目指す子供のためにも、プロの漫画家という職業を、親が理解してあげましょう。
また、親も一緒に漫画を楽しむことが重要です。
そして、子供が頑張って仕上げた作品の、最初の読者になり、感想を伝えることが大切です。
色々な芸術に触れることも、子供の感性を育てるのに役に立ちます。
子供が興味を持ちそうな、映画や小説、漫画雑誌などを教えてあげましょう。
それが漫画のアイデアを育てていくことになるでしょう。
学習環境を整える
子供が集中して漫画を描けるように、学習環境を整える方法を紹介します。
適切な机や道具の選び方を解説します。
- 漫画をペンで紙に描く、一般的なアナログの手法
- イラストアプリとペンタブレットを使った、現代的なデジタルの手法
子供に合った手法を使うことが大切ですが、どちらも使えれば、より可能性が広がるでしょう。
アナログで描く場合に必要なもの
鉛筆などを使って、紙に描く一般的な手法です。
漫画を描くためのペンはいくつか種類があり、インクを使って描いていきます。
ペン先が非常に細いものを使って、細かな表現をしたり、筆圧によって線の太さをコントロールしたり。
様々なペンを使って描いていきます。
- 漫画用ペン(Gペン、丸ペンなど)
- 原稿用紙
デジタルで描く場合に必要なもの
これからは、デジタルツールが当たり前の時代になると予測できます。
パソコンやタブレットで漫画を描くことが普通になるでしょう。
基礎を学ぶという点では、ハイスペックなパソコンは必要ありません。
無料のイラストアプリもあります。
まずは気軽に試せるものでチャレンジしてみましょう。
- パソコン
- タブレット
- イラストソフト
- ペンタブレット
親が様々なことをリサーチして、協力することが大切です。
机・イス
低価格で買える家具が多く販売されていますが、漫画を描くのに大切なことは、「グラつかない」ものを選ぶことです。
消しゴムをかけただけで、グラつくようでは、子供が集中できません。
頑丈なものが、グラつきを防止することができます。
また、快適に座れる椅子も重要です。
漫画を描くには、長時間座って同じ姿勢になります。
体をサポートしながら快適に座ることは、集中して作業するのに必要です。
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まとめ
今回は、「中学生が漫画家になるには？その方法と準備」について解説しました。
改めて内容をまとめます。
- 中学生でプロの漫画家になったケースもある
- プロの漫画家になるために中学生からできることはある
- プロを目指すため、実際に漫画を描いて、たくさん読むことが大切
- デッサンの基礎は、動画や教材で独学が可能
- 漫画にはキャラ設定やプロットなどが重要
- 漫画をデジタルで描くアプリやツールがある
- 様々な漫画コンテストがあり、中学生も対象である
- 子供の夢を実現するためには、親の理解が必要
- 漫画を描くツールや環境を整えることが大切
漫画家は、自分の描いた作品で世界中を感動させることができる、素晴らしい職業です。
魅力あるキャラクターとストーリー、名作と呼ばれる漫画には理由があります。
そんな作品をたくさん読むことが、あなたの漫画を作り上げるモチベーションになります。
漫画をたくさん描いて基礎を固めることが、夢の実現への一歩となるでしょう。
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